カドミウム検出報道と当社の対応について

1. 報道された内容について

2025年4月、秋田県より発表された報道によりますと、秋田県小坂町の農業法人が生産した令和6年産あきたこまちから、 食品衛生法で定める基準値(0.4ppm)を上回る最大0.87ppmのカドミウムが検出されたとの発表がありました。

該当するお米は、秋田県・神奈川県・宮城県・青森県などの業者を通じて約86トンが出荷されており、 現在は生産者および関係事業者による自主回収が進められています。 現時点で健康被害の報告は確認されておりません。

カドミウム基準値超過米の流通について(第1報)
カドミウム基準値超過米の流通について(第2報)

2. 当社の対応と検査結果について

当社ではこの報道を受け、現在取り扱っている原料米について第三者検査機関に依頼し、カドミウム検査を実施いたしました。

基準値(0.4ppm)を上回るカドミウムは 検出されませんでした

  • 検査対象:令和6年産 秋田県産あきたこまち(当社使用原料米)
  • 検査機関:株式会社 秋田分析コンサルタント(外部機関)
  • 検査結果:0.02ppm未満(検査機関の測定限界が0.02ppmであるため、0ppmの場合も「0.02ppm未満」表記となります)
  • ※なお、今回の検査は、当社で使用している原料米の一部をサンプル抽出して実施したものであり、すべての原料米の状態を保証するものではないことをご了承ください。

検査結果報告書

3. 当社取扱米と報道対象地域との関係について

今回カドミウムが検出された農業法人は、秋田県北東部の小坂町に所在しています。 一方、当社が主に取り扱っている原料米は、秋田県内でも大仙市・仙北市・美郷町を中心とした中南部の作付け地域で生産されたものです。 当該農業法人との取引はなく、小坂町産の原料米も一切使用しておりません。

※地図中では、小坂町を赤色、当社が主に取り扱う地域を緑色で表示しています。

作付けエリア地図

4. 今後の取り組みについて

当社では今後も、原料米の選定段階から安全性の確認、トレーサビリティの確保、品質管理の徹底に取り組んでまいります。 お客様に安心して商品をご利用いただけるよう、引き続き努めてまいります。今後とも弊社の商品をご愛顧賜りますようお願い申し上げます。